発汗カメラ

装置外観
装置外観
各部の説明
各部の説明

本装置は、簡単に皮膚からの発汗の様子を観察することができます。また小型・軽量で持ち運ぶことができ、パソコンのある場所であれば使用することができるので、携行性に優れています。ポンプが内蔵されており、発汗を観察後すぐに皮膚表面を乾燥させるため、連続的な発汗観察が可能です。

観察例

観察方法
観察方法
観察の様子
観察の様子

指を観察用の穴の上に置き、パソコンと本装置を接続して、電源を入れるだけで指の発汗を観察することができます。

写真に示したのは、本装置によって指の汗腺活動を観察し、パソコンでモニタリングしたものです。汗腺からの発汗活動(拍出)が約20点認められます。被験者の運動状況により拍出の活発さが変化します。

※本装置はアナログ映像信号を出力するため、パソコンに接続するにはビデオキャプチャー、およびWebカメラ等の映像をパソコン画面へ出力するソフトウェアが必要です。当社では標準品を別売りで用意しております。

発汗カメラ用ソフトウェア

本機器は、皮膚表面の拡大画像を撮影し、発汗の様子を観察することができます。また専用のソフトを用いることで、発汗具合を数値化することができます。

画像素子により、撮影します。また内蔵ポンプにより皮膚表面に微風を吹き付けることによって、湿度上昇を防ぎ、皮膚表面の発汗状態を定常に保ちます。微風により発汗した水滴を蒸発して連続的に除きますので、発汗の微分的な現象が観察されます。

観察したい皮膚を撮像口に押し当て、観察します。画面左上に皮膚拡大画像が表示されます。

ソフトウェアの画面
ソフトウェアの画面

計測中約500ms毎にカメラから取得されたjpg画像と検出結果のjpg画像が保存されます。またlog.csvが作成され、「現在時刻」、「計測を始めてからの経過時間(ms)」、「小さい汗の数」「大きい汗の数」および「汗の総ピクセル数」が記載されています。

データ保存の一例を示します。計測時間等は変更可能です。

データ保存の様子
データ保存の様子
記録されたCSVデータ
記録されたCSVデータ
画像例
画像例

仕様

電源単4電池2個
画素数25万画素
倍率50倍
周波数7.7Hz、500ミリ秒ごとの画像取得
寸法約121×69×32.5mm
質量約170g